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2025.01.09

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親知らずってなに?問題と対処法をわかりやすく解説!

親知らずってなに?問題と対処法をわかりやすく解説!

みなさん、「親知らず」という言葉を耳にしたことがありますよね。実は、多くの人が一度は向き合うことになる歯科的なお悩みのひとつです。今回は、親知らずの基本的な情報から、よくある問題点、そして適切な対応方法についてわかりやすく解説していきます。




1. 親知らずってどんな歯?

親知らずとは、17歳から25歳頃にかけて生えてくる永久歯の一種で、口の一番奥に位置します。上下左右に最大4本生える可能性がありますが、すべての人に必ずしも生えるわけではありません。また、生える本数や状態は個人差が大きいです。

しかし、親知らずが正常に生えるとは限らず、次のような問題を引き起こす場合があります。

   
  • スペース不足:顎の大きさに対して歯の生えるスペースが足りない。
  •    
  • 不正な方向:斜めや横向きに生える。
  •    
  • 埋伏歯(まいふくし):歯ぐきや骨の中に埋まったままになる。



  • 2. 親知らずが引き起こす代表的な問題

    親知らずが問題を起こす理由は、その位置や生え方にあります。以下に、よくあるトラブルを挙げます。


    痛みや違和感

    親知らずが隣の歯に押しつけられると、圧力がかかり痛みや腫れが生じます。放置すると痛みが強くなることもあります。


    歯並びの乱れ

    スペースが不足すると、他の歯を押しのけて歯並びを乱す原因に。特に矯正治療後の方は注意が必要です。


    歯肉炎や感染

    親知らず周辺は清掃が難しく、食べ物や歯垢が溜まりやすい場所。これが炎症や感染の温床になることがあります。


    嚢胞(のうほう)のリスク

    埋まったままの親知らずの周囲に液体が溜まり、嚢胞が形成される場合があります。この状態が進行すると骨や隣接する歯に悪影響を及ぼす可能性も。




    3. 親知らずを抜くべきタイミング

    「親知らずを抜くべきか迷っている」という方は多いですが、その判断は以下の条件を参考にできます。

       
  • 痛みや腫れがある場合
  •    
  • 歯並びへの影響が懸念される場合
  •    
  • 繰り返し炎症や感染が起きる場合
  •    
  • 嚢胞が確認された場合
  • 歯科医師がレントゲン写真や口腔内の状態を確認し、最適な治療計画を立てます。親知らずが問題を引き起こしていない場合でも、予防的に抜歯が推奨されることもあります。




    4. 抜歯の流れとその後のケア

    親知らずの抜歯は歯科医師または口腔外科医によって行われます。以下が一般的な流れです。


    抜歯のプロセス

       
  • 局所麻酔を使用し、痛みを最小限に抑えます。
  •    
  • 必要に応じて歯ぐきを切開し、親知らずを取り出します。
  •    
  • 抜歯後は縫合し、必要に応じて鎮痛剤や抗生物質が処方されます。

  • 抜歯後のケア

       
  • 出血がある場合はガーゼを噛んで圧迫止血を行う。
  •    
  • 数日は安静にし、激しい運動やアルコールは控える。
  •    
  • 腫れや痛みがある場合は、冷たいタオルで患部を冷やす。
  •    
  • 指示された薬を忘れずに服用する。
  • 適切なケアを行えば、1〜2週間程度で日常生活に戻れます。




    5. 親知らずに不安がある方へ

    「親知らずが気になるけど、抜くべきかわからない」「最近、奥歯がズキズキ痛む」という方は、ぜひ一度歯科医師に相談してください。レントゲン検査などで親知らずの状態を確認し、将来的なリスクを予測できます。




    まとめ:親知らずと上手に付き合うために

    親知らずは誰にでも生えるものではありませんが、生えてくる場合は適切なケアと治療が必要です。早めの検査と対応で、親知らずが引き起こすトラブルを最小限に抑えましょう。この記事が、あなたの親知らずに関する疑問解消や不安の軽減に役立てば幸いです。



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