2024.10.24
矯正治療と虫歯のリスクについて知ろう!
ロイヤルデンタルクリニックです。
本日は「矯正治療中の虫歯リスク」について、分かりやすくご説明します。
矯正治療中に虫歯のリスクが上がると聞くと、不安に感じる方もいらっしゃるかと思います。そこで、今回は特にマウスピース矯正(インビザライン)とワイヤー矯正における、口内環境の変化やリスクの違いについて詳しくお話しします。
マウスピース矯正(インビザライン)での口内変化
マウスピースを長時間装着することで、次のような口内の変化が起こりやすくなります:
・乾燥しやすくなる
マウスピースで口が覆われることで、唾液が歯に届きにくくなり、自浄作用が低下する可能性があります。唾液は口内の汚れを流し、細菌の増殖を防ぐ大切な役割を持っています。
・虫歯リスクの増加
口内が乾燥しやすくなることで、虫歯のリスクもわずかに高まるかもしれません。
ただし、これらのリスクは日々のケアでしっかりとコントロール可能です。マウスピースを取り外してお手入れしたり、こまめな歯磨きを徹底すること、さらに水分を積極的に摂ることで虫歯のリスクをぐっと減らせます。インビザラインの装置は自分で簡単に外すことができるため、通常の歯磨きが可能なのも大きなメリットです。
ワイヤー矯正での口内ケア
一方、ワイヤー矯正は歯に装置を固定するため、以下のような問題が発生しやすくなります:
・ブラッシングが難しくなる
装置の影響で歯磨きがしにくく、細かい部分に歯垢や食べ物のカスが残りやすくなります。
・食べ物が挟まりやすい
装置のスキマに汚れがたまりやすく、虫歯の原因となるリスクが高まることがあります。
しかし、ワイヤー矯正中も丁寧なブラッシングやデンタルフロス、歯間ブラシの使用でケアを続けることで、リスクは十分に抑えることができます。とはいえ、忙しい日にはお手入れが不十分になることもあるかもしれません。そのような日がある場合でも、意識してケアを続けることでリスク管理が可能です。
インビザラインとワイヤー矯正の比較
インビザラインは取り外しが簡単なため、毎日のケアの負担が少なく、虫歯リスクが気になる方にはおすすめです。また、ワイヤー矯正には高い固定力があるため、特定の症例に効果的です。どちらが自分に合っているか、ライフスタイルやお口の状況に応じてご検討いただければと思います。
少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。