医院ブログ

BLOG

2024.09.08

未指定

歯槽膿漏の症状を無視することの危険性

歯槽膿漏の症状を無視することの危険性
ロイヤルデンタルクリニックです。
本日は「歯槽膿漏(歯周病)が進行することで起こり得るリスク」についてお伝えします。

歯槽膿漏が進むと歯を失うことになり、入れ歯やインプラントで代替が可能ではありますが、できる限り避けたいことです。なぜなら、歯槽膿漏はお口の中だけの問題ではなく、全身の健康に重大な影響を及ぼす病気だからです。


歯槽膿漏が全身に及ぼすリスク
歯槽膿漏の原因となる細菌は、血流を介して全身に広がり、重篤な疾患を引き起こすことがわかっています。ここでは、歯槽膿漏と密接に関連する3つの疾患についてご紹介します。

【1】糖尿病との関係
糖尿病の患者さんは、健康な方に比べて歯槽膿漏のリスクが高まります。また、歯槽膿漏が進行することで、血糖値をコントロールするために重要なインスリンの働きが低下し、糖尿病が悪化することも。歯と体の健康は密接に関わっており、糖尿病予防のためにも歯周ケアが大切です。

【2】心血管疾患との関係
歯槽膿漏の細菌が血流に乗り、心臓まで到達すると心血管疾患のリスクが高まります。特に感染性心内膜炎などは、歯周病菌が心臓内膜に感染することで引き起こされることが多く、命に関わることも。心臓の健康を守るためにも、日々の歯周ケアが重要です。

【3】脳血管障害との関係
歯槽膿漏が進行すると、動脈硬化を促進し、脳血管疾患のリスクが高まることが研究で示されています。歯槽膿漏菌が引き起こす動脈硬化により、脳梗塞の発症率が2.8倍に増えるとも言われています。

歯槽膿漏はお口の中だけの病気ではありません。定期的な検診と予防ケアを続けることで、全身の健康を保つ第一歩となります。

少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 
南千住駅から徒歩3分の歯医者・歯科
TEL:03-6806-8484 / 03-6806-8482