八重歯を矯正するメリットとは？

ロイヤルデンタルクリニックです。

本日は「八重歯を矯正するメリット」についてお話しします。

近年の日本は、歯列の美しい人ほど良いとされる風潮が高まっているため、昔ほど八重歯が可愛いという概念は薄くなりました。また、歯の健康を考えても望ましいことではありません。八重歯を矯正すると得られるメリットには、どんなものがあるのでしょうか？

矯正で歯列が綺麗になると、重なった歯がなくなるため、清掃が簡単になります。虫歯菌や歯周病菌が繁殖する主な原因は、口腔内に残った食べかすです。食べかすは酸を生み出し、歯垢（プラーク）となり、やがては歯石となって固く歯に付着します。

矯正で八重歯をなくせば、毎日の食事による食べかすを綺麗に清掃できるようになるので、虫歯や歯周病の予防になります。

虫歯や歯周病はみなさんが思っているよりも怖い病気で、歯を失う原因の2トップです。日々のお手入れを徹底することはもちろんですが、矯正でブラッシングしやすくするというのも大きな予防策の1つです。

八重歯というのは、前歯の真ん中より3番目にある”犬歯”の部分です。

もともと犬歯は、噛み合わせの際の顎のはたらきを支え、正しい位置に誘導する役割のある歯でとても丈夫です。

しかし、八重歯となった犬歯は外側に突出してしまうため、その役割を担うことができません。結果、周囲の歯が犬歯本来の役割をしなくてはならなくなります。

犬歯の周囲の歯は犬歯ほど歯根も深くなく、丈夫とはいえません。八重歯がある内は、その周囲の歯に大きな負担をかけるため、歯の寿命を縮めることに繋がります。さらに、犬歯よりも奥にある歯がその役割を担うと、顎にも大きな負担をかけ、顎関節症などの原因にもなります。

八重歯を矯正し、正しい噛み合わせとなれば、丈夫な犬歯が本来のはたらきをします。他の歯への負担を軽減するため、全体的に歯の寿命を伸ばすことにも繋がります。

　

少しでも参考になれば幸いです。

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