2022.04.25
予防治療とは?
ロイヤルデンタルクリニックです。
本日は予防治療についてお話しします。
【1】予防治療とは?
定期的に歯科医院にお越しいただき、検査、生活指導、治療などをすることを「予防歯科」と言います。
これにより口内環境を整えて、歯周病や虫歯をはじめとする口内の疾患を予防したり、歯の寿命を延ばしたりすることができます。
【2】予防治療が大事である理由
予防治療によって歯周病や虫歯のリスクが下がります。虫歯があるとしても早めに見つけることができますから、エスカレートする前に治療を行うことができます。
また、若いうちから予防治療をすることで、個々人の口内環境に合った歯磨きをすることができますから、数十年後も歯を守ることのできる可能性が大きく上がります。
人間の歯は、親知らずを除いて全部で28本あります。このうち20本以上を残すことができれば、生涯食事で困ることはなく、全身の健康を維持する事にもつながるとされています。
実際、日本歯科医師会や厚生労働省は、「8020運動」を推進しており、これは、80歳を迎えても自分の歯を最低20本残そうという運動のことです。
【3】日本人は予防治療に対して積極的ではありません
日本人の多くは、「痛くなる」など具体的な症状が出てから歯科医院に行きます。ですが、欧米諸国では予防歯科をするのが普通です。
予防先進国とされているスウェーデンでは、80歳以上の人の大半が20本以上の歯を維持しています。
しかし日本人の場合、80歳以上ともなると、6割程度の方が20本未満の歯しかキープしていません。それでも年々数値は改善されていると言われていますが、いまだにスウェーデンの半数ほどでしかありません。
80歳以上で20本以上の歯があると、健康寿命を長くすることができるとされています。歯は人間にとって非常に大切なものですから、ぜひ予防という意識を多くの人に持ってもらえたらと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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