2022.02.24
矯正期間中にするべき虫歯の予防方法とは？①
ロイヤルデンタルクリニックです。
本日は矯正期間中にするべき虫歯予防についてお話しします。
矯正期間中に虫歯が発生した際には、すぐに虫歯治療を行うことになります。ですから、矯正治療は一旦中断せざるを得ません。
また、インビザラインに関しては、「虫歯を削ることにより変化した歯型」に合わせてマウスピースを作り直すことになる可能性もあります。
そのため矯正治療を予定通りに進めていくためにも、普段から虫歯に見舞われないように注意しなければなりません。
では、矯正期間中にするべき虫歯の予防方法をいくつか挙げていきます。
『①きちんとブラッシングをする』
やはり虫歯を防止するためには丁寧なブラッシングが欠かせません（矯正治療をしていない方でもきちんと行いましょう）。
ただブラッシングするだけでなく、いくつかの要点を抑えつつ磨くことをおすすめします。
『②フッ素含有の歯磨き粉を使う』
「口内に残存した食べカス」のせいで発生した「プラーク」が酸を生成して、その酸が歯の表面のカルシウムやリンを溶解させることによって、虫歯がスタートします（この段階で虫歯になるわけではありません）。
この現象のことを脱灰と言い、脱灰したまま長期間放っておくと虫歯がエスカレートしていきます。
ですが、これを回復させることができれば虫歯を回避することが可能です。
ここでいう「回復」とは「唾液中のカルシウムやリンが歯の表面に戻ること」であり、これを再石灰化と呼びます。
ちなみに、脱灰と再石灰化は繰り返されるものです。脱灰が発生しても、きちんと再石灰化すれば基本的に虫歯になりません。ですが、脱灰のほうが優勢になると、虫歯が発生・進行することになってしまいます。
そして「フッ素」にはそれを防ぐ力があります。
フッ素には再石灰化を促す働きがありますから、虫歯のリスクを下げることができるのです。
ですから、日々のブラッシングでは「フッ素含有の歯磨き粉」を使うことをおすすめします。
歯医者でこの歯磨き粉を買うこともできますが、市販もされています。
ただ、6歳未満のお子さんについては濃度1000ppm以下のものを使用しましょう（誤飲すると少し危険であるため）。
心配な場合は歯科衛生士や歯科医師にお気軽にご相談ください。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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