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2023.05.19

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歯石がたまりやすい場所とその影響について

歯石がたまりやすい場所とその影響について

ロイヤルデンタルクリニックです。
今日は、歯石が特に溜まりやすい場所と、その影響について説明します。



『どこに歯石が溜まりやすいの?』

特に歯石が溜まりやすいのは、「下の前歯の裏側」と「上の奥歯の頬側」です。これらの部分は鏡で見ても確認しにくく、歯石が溜まっていることに気づきにくいです。

なぜこれらの2箇所に歯石が出来やすいのかというと、これらの場所に唾液の出口があるからです。歯石は、唾液のミネラル分が歯垢を固めたもので、唾液が出るこの2箇所周辺は、歯垢が歯石に変わりやすいのです。

視覚で確認するのが難しい場所ではありますが、歯石は舌で触れるとざらつく感じがするため、この感触を利用して歯石の存在を確認することも可能です。これらの部分は気付きにくいので、定期的に舌で触れて確認することをお勧めします。



『歯石が溜まると何が起こるの?』

歯石が溜まっても直接的な痛みを感じることはありませんが、口腔内に悪影響を及ぼすことは確かです。具体的には以下のような問題が起こります。

・歯茎の炎症:
歯石は歯垢が固まったもので、その表面はザラザラとしていて細かい穴が無数にあります。この部分に細菌が付着して増殖すると、歯ブラシだけでは落とせず、歯茎が常に炎症を起こす状態になります。
その結果、歯茎が赤く腫れ、噛むときに痛みを感じたり、出血しやすくなります。


・口臭:
歯石の表面に細菌が付着すると、それが口臭として表れます。歯を磨いても口臭が改善しない場合、それは歯石が原因かもしれません。



少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 
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